Case 3

7Sを⽤いて経営管理体制の調査を⾏い、⼈・組織の問題を論理的に解決

■企業の概要

事業内容:美容室業

従業員数:20名

売上⾼:2億円


■ご相談前の状況

地⽅都市に全盛期には20店舗ほど出店していた美容室。
⼈材育成、⼈⼼掌握、組織作りに躓き、退社が相次ぐことで店舗を維持することができずに

6店舗まで減少。そんな中新型コロナウィルス発⽣によりさらに資⾦繰りが悪化。

現場の⼠気は低く、理念や⽅向性が⽰されていない中組織は⾸の⽪⼀枚の状態だった。


■企業の問題点

美容室は業種特性上、「⼈=従業員」に売上が紐づいている。にもかかわらず、

⼈・組織に⽬を向けることがなかなかできなかった企業体質に⼤きな問題があると考え、

社⻑筆頭に幹部社員と対話を続け、経営理念から⾏動様式に⾄るまで、

⼀度しっかりと作り直し、⼈材の採⽤と育成へ⼒を⼊れて⾏くことを模索しました。


■解決策

形骸化した会議体の廃⽌、トップダウン経営からボトムアップ経営へと切り替え、

下から上へ意⾒や提案が上がって来る組織作りを⾏いました。

⼈材採⽤に関しても資⾦繰りを綿密にチェックしながら予算を捻出し、ターゲット層、

今後の⽅向性、コンセプトを視野に⼊れた広告の掲出を⾏いました。

2022年5⽉現在も⽀援は継続中でありますが、社員様含め企業全体が前向きな空気感の中、

会議や営業を実⾏されており、売上⾼も計画に対して上振れています。

これからが楽しみな企業様であります。


論理的な事ばかりでは「⼈の⼼」は動きません。時には泥臭く、暑苦しくも向き合

い、語り合うことが企業全体を前向きにしていくには必要なことです。

出典:マッキンゼー7S